退院促進・リハビリ・社会復帰病棟として、社会復帰事業部との連携を密にし、病院内外のさまざまな資源を利用しつつ長期入院者(統合失調症を中心)及び身体・生活介護者(高齢者を中心)の各々の具体的な目標を立ててスキルアップ(生活技能、認知機能、四肢の運動機能、嚥下機能及び排泄機能等)を図っています。
また、第2病棟A(急性期病棟)及び第2病棟B(ストレスケア病棟)からの入院患者をスムーズに受け入れられるよう常に情報を共有し、本病棟患者の退院を促進し病床利用率を向上させ、病院全体の活性化を図っています。
急性期閉鎖病棟として、危機的な時期にある患者さんを対象に、入院治療を行っています。日中、病棟内の各扉は施錠しておりますが、入院患者さんの安全を確保し、集中的な治療を行う必要があるためですが、開放的な環境つくりを心がけるため、心身機能の回復を促す援助を行っています。作業療法・生活技能訓練・レクリエーション活動などを計画・実施し、各部署と連携して社会復帰への支援を目指しています。
現在、入院患者の中心はうつ病・うつ状態を中心としたストレス関連疾患患者(軽症の統合失調症者も含む)で、入院期間も比較的短期間ですが、一部高齢者の患者さんに対しては退院後の生活状況の不安・問題から長期化する傾向が見られます。このような患者さんに関しては、スムーズに退院できるように入院早期より対処・対応を考慮しております。
一方、ストレス関連疾患患者に対しては、個別的な対応(認知行動療法的アプローチ、心理教育など)を充実させ、作業療法士・PSW(精神保健福祉士)・CP(公認心理師)等と連携し、就労(復職)支援体制をとっております。